なるほど!ゴルフルール辞典③グリーンでライン上にボールが止まったら

スコアを左右するグリーンでのパット。
それだけにグリーン上は細かい決まりやマナーがあって、特に初めての同伴者や競技の時などはいっそう緊張しますよね。ピンポイントでチェックすることができるよう、シチュエーション別にグリーン上の規則とマナーを紹介していきます。今回は相手のライン上に自分のボールが止まっていた場合の対処法です。

例えば上図のような感じで、自分のマーカーが他の人のラインの上にある場合は、じゃまにならない左右どちらかに移動させます。やり方はボールマークと移動させる方向の延長線上にある目印を決め(例えばグリーン横にある木やバンカーの縁の線、フェアウェイのラインなど)、結んだ線に沿ってパターのフェイス1個分(もしくは複数個分)をずらすというもの。元に戻すときにきちんとした位置がわからなくならないようにする方法で、よくプロの試合で見られますので興味がある人はツアーの放送などでチェックしてみてください。

ライン上の障害または援助になるボールの移動はR&Aのルールで定められているのですが、文言としては他プレーヤーのマークが自分のライン上にあるときは移動するように要求できるというものなのです。かかっているラインを持っているプレーヤーが軸になっているので、正式な競技などでは、移動を要求されない以上はやらない方がいいのかもしれません。例えば上図のフックラインだったとして、動かすか聞くとこのラインはフックだよ、というアドバイスになってしまうかもしれない。そうすると厳密にはプレーの援助をしたことになって、ペナルティ2罰打を加算されてしまう可能性も! 
でもプライベートだと、マーカーを動かさないのは気が利かないと思われてしまいそうですよね。なので、私は競技以外では相手に「マーカー大丈夫ですか?」と聞くようにしています。逆に自分のライン上に他プレーヤーのボールがある時は、動かしてもらえますか?と積極的に言ってあげた方がいいということですよね。R&Aのルールがそこまで一般競技者に浸透していないのでなかなか難しいところではありますが、よく競技に一緒に参加するなど、プレーするメンバー次第ではあらかじめ意識を共有しておいてもいいのかもしれません。

いかがでしたか?この他にも「こんな時どうするの?」という疑問などがありましたらぜひコメントお寄せください。調べてレポートしたいと思います!


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この記事を書いた人

2016年からゴルフを始め、その魅力にどハマりしてとうとうサイトを開設。本業である編集、ライター業の経験を生かして、明日のゴルフに役立つ、ゴルフが楽しくなる情報をお届けしたいと思います!

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