皆さんは“oldman par(オールドマンパー)”、いわゆるパーおじさんというワードを聞いたことがありますか? これはかの球聖、ボビー・ジョーンズが語った言葉です。ボビー・ジョーンズはアマチュアながら全米オープン4回、全英オープン3回の優勝を数えるまさにレジェンド。毎年マスターズが行われるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのコース設計にも携わった人物で、TBSのマスターズ中継のオープニングで流れる歌の中にも出てきますよね!
話が長くなりましたがそのボビー・ジョーンズが語った中の一節が“ゴルフとは、誰かに勝つためのものではなく、各ホールのパーとの闘い(oldman parはこれを擬人化していった言葉)、すなわち自分自身との闘いなのだ”というもの。
この言葉に触れた当時は競技ゴルフもやっていませんでしたので、自分自身との闘いという言葉には“ですよね〜”、と共感するくらいだったのですが、競技に出るようになってスコアをシビアに考えるようになり、この言葉をとても大切なものだと思うようになりました。
私の場合は“oldman boggy”、ボギーおじさんとの闘いです! 例えば長いパー4での2打目、いちばん長いウッドで届くかどうか、という場面。以前までの私なら、当然いちばん長いウッドを持ってパーオンを狙っていました。しかしそれでグリーンを捉えることはまずありません。大きく曲げて3打目を悪いライから打たなければいけなくなり、ダブルボギーにもなり得る状況に多くの場合なっていました。
そこでボギーおじさんの登場です。ボギーおじさんに勝つには、3打目で確実に乗せれば良いのですから、 2打目はアイアンで打ってもいいくらいです。アマチュアなんだからそのアイアンも失敗するかも、、、なんてこともあるかもしれませんが、同じような場面で同じ選択を重ねていけば、きっとスコアは改善するはずです。ゴルフは確率のスポーツ。ギャンブルのスポーツではないので、ここはアイアンを持つのが高い確率をとれる選択肢だと思います。
いかがでしたか? 私はボギーおじさんと闘っていますが、その人のレベルによって、それぞれパーおじさん、ダボおじさんと闘えばいいのではないかなと思います。もしくはホールによって変えてもいいかも。「ここはパーおじさんと、ここはボギーおじさんとの闘い」なんて考えながらプレーすると、意外に冷静な判断ができるかもしれません。
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