ショートパットが入らず、10センチオーバー。残念!なんていわれながら、ストロークした場所からピンの向こうにあるボールを片手でかき寄せて入れる、なんてことありますよね。
しかし実はこれ、違反になってしまうのです。R&A(Royal and Ancient Golf Club of St. Andrews:英国ゴルフ協会。欧州、アジアのゴルフ規則などを統括)の規則10.1aに球を正しく打つことの中で記載があります。
“プレーヤーはクラブと球の間に一瞬の接触があるようにクラブヘッド(どの部分でも)で正しく球を打たなければならず、球を押し出したり、掻き寄せたり、すくい上げてはならない”とあり、かき寄せた場合はホールアウトは認められますが、2打罰となってしまいます。
かなり厳しいルールだなと思いますが、変則的な打ち方を規制するためのものなのかな。。
まあプライベートでは問題ないと思いますが、競技などに出る方は注意が必要なルールです。
この他、グリーン上でよくある場面に沿ったルールをいくつか紹介します。
1:ボールが動いた!…これは一度ボールをマークしたか、していないかで異なります。
例えばプレーヤーがグリーン上に上がってきて、傾斜に止まっていたボールがマークをする前に風などで動いてしまったという時は、あるがままの観点からボールが動いて再び止まった場所にマークをしてプレー続行となります。
一度マークをして、再びボールを置いたときに動いてしまった場合は、マークをしてあったと思われる場所に戻してインプレーとなります。これはどちらも無罰。
また、マークを外してストロークしようとした時に、偶然パターがボールに少し当たって動いてしまった時。故意でなければストロークとしてみなさず、元あった場所にボールを置き直して無罰でプレー再開できます。
2:グリーンの端にボールが止まって、マークする部分がカラーになってしまう…これもよくありますよね。この場合は、ボールはグリーン上にあるので拾い上げることができ、カラー部分にマークすることができます。カラーにマークするのはなんとなく気が引けますが、大丈夫です、合法です!ww
3:グリーン上、ボールとピンの間に水が溜まっている…今年も全国的に大雨の影響があり、私もゴルフ場で一度経験しました。本来水のないところに水溜まりができてしまう状況をテンポラリーウォーターと呼び、グリーン上ではラインが完全に水の影響を受けないニアレストポイントをとってプレー再開します。
いかがでしたか?グリーンだけでもこの他に色々とルールが必要なシチュエーションはありますが、まずはよくある状況からご紹介しました。
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