ゴルフの名言現代版②石川遼の“紙を積み上げる”

ゴルフの名言現代版第2回は、みなさんご存じの石川遼プロ。
34歳ですがプロ歴は19年という、もはやベテランですね。18歳で史上最年少賞金王に輝くなど、当時は“ハニカミ王子”なんて言われてゴルフをやらない人にも広く知られる有名アスリートとなりました。
以前深堀圭一郎プロがやっている番組K’s STUDIOに石川遼プロがゲストに登場し、5年前から取り組んでいるスイング改造について語っていて、その中のコメントに刺さる言葉があったのでご紹介したいと思います。

石川プロは完全な感覚派だったのだそう。それが数年前に限界を感じ、特にロングアイアン、ウッドは感覚が日替わりで、それに頼るだけではこの先戦えないと思ったのだとか。そこで2019年にコーチングをオーダーしたのが田中剛氏(HPサイトはこちら)でした。石川プロはなんとネットで田中コーチの存在を知り、コンタクトを取ったのだそう。田中コーチの分析が、今の自分の悩みにあっていると思ったのだとか。

それから5年を経て、石川プロのスイングはまさに劇的に変化しましたよね。スイング改造している途中ではなかなか結果を出せず、周囲からはやめた方がいいんじゃないかなどあらぬ詮索をされたことも。しかし石川プロは5年後を見据えていたそうで、2024年は2勝し、最終戦では賞金王争いにも加わりました。

スイング改造について語った中に、今回のテーマにした“紙を積み上げる”という言葉が出てきました。はた目に見ても劇的にスイングが変わっている石川プロですが、そこまで変わるのは大変だったんじゃないかという質問に対して
「毎日毎日コツコツと練習して、変わっているかどうかは正直わからないくらい。紙を一枚一枚積み上げるくらいの変化なので、そういう時は1年前の動画を見返したりして(そうすると変わっているなとわかる)」との答えが。

この言葉を聞いて、私は感動してしまいました。あんなに素晴らしい成績を収めているトッププロも、本当にコツコツと練習しているのだなと。いや、当たり前なのかもしれないのですが、体格や才能など、持って生まれたポテンシャルがあるからなのではと思いがちですよね。そのポテンシャルの上に、日々の努力を積み重ねて、彼の今があるのだなとしみじみ感じてしまったのです。

実際、昨年のJTカップを観戦した時も帰り際、ふと練習場を見ると石川遼プロの姿があり、ラウンドが終わった後も黙々と練習をしていました。おそらく1時間以上はやっていたのではないかと思います。
「スイングは大体完成していて、あとはこれに自分の感性を乗せて行くような作業が必要」と話していましたので、それをやっているのだろうなあ。

先日のANAオープンでは金谷拓実選手とのプレーオフの末惜しくも敗れてしまいましたが、今期は上位に来ることが多く、優勝が待たれるところです!

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この記事を書いた人

2016年からゴルフを始め、その魅力にどハマりしてとうとうサイトを開設。本業である編集、ライター業の経験を生かして、明日のゴルフに役立つ、ゴルフが楽しくなる情報をお届けしたいと思います!

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