2025年の女子ツアー、最終戦のリコーカップは鈴木 愛選手と岩井千怜選手がプレーオフまでもつれ込み、2ホール目で鈴木選手の優勝が決まりました。
最終日の鈴木選手は、お世辞にもいい状態とはいえないもので、ティーショットはフェアウェイを捉えきれないホールも多く、パーオンが厳しい場面も。
私見ではありますが岩井選手の方がボールがピンに向かっていることが多く、最終ホールで同点になった時は“これは千怜ちゃんが勝つんじゃないかな、、、”なんて思っていました。
個人的には今年海外で大活躍した岩井選手よりも、中堅で頑張っている鈴木選手に勝ってほしいなと思っていたのですが。
プレーオフは2ホール目で決着
勝負はプレーオフに突入。1ホール目、2人ともティーショットはフェアウェイを捉えられずでしたが、両者ともパーセーブ。
2ホール目は岩井選手がフェアウェイ、鈴木選手はまたもやラフ。これは万事休すか、、と思っていたら、2打目は岩井選手がグリーン横ラフ、鈴木選手は遠い場所でしたがパーオンに成功。
結果岩井選手は寄せきれずボギー、鈴木選手は得意のパットで寄せてパー、勝負がつきました。
鈴木選手の冷静な分析!
優勝インタビューで鈴木選手が語っていたのは、“いかにボギーを出さないか”に集中していたとのこと。
岩井選手はアグレッシブにバーディーを狙ってくるはず。でもプレーオフの舞台となった18番ホールはHDCP(ハンディキャップの略、詳細はこちらに記載しています)が最終日3でかなり難しいホールなので、自分はボギーをいかに打たないか、パーを死守できるかを考えてマネジメントしよう。岩井選手がバーディーを取ったのならしょうがない、と開き直ってプレーしていたのだそう。
スコアするための真髄がここに!
まさに2ホール目の2打目は、その予想が的中した形だったのだと思います。
岩井選手はバーディーを目指し、ピンを狙ってショートサイドに外してしまいましたが、もしこれが成功していたら岩井選手がバーディーを奪取したかもしれません。
鈴木選手は1打目がラフだったこともありますが、ピンは狙わずオンはしましたが長いパットが残りました。バーディーは狙わない戦略。しかしオンさえすれば、2パットで行ける確信があったのかもしれません。
あのヒリヒリした戦いの中で、冷静に状況を分析してその通りにプレーできる強さが鈴木選手にはあるのかもしれませんね。
今回のプレーオフを見て、アマチュアの私たちにも取り入れることのできるマネジメントがあるのじゃないかなと思いました。
パー(アマチュアはボギー以上)でいいという割り切り
パープレーを目指すような上級者ならともかく、アベレージゴルファーはボギーペースで考える方が結果的にはいいスコアで上がれるような気がします。
オールボギーでも90、ちょっとパーが来れば80台を狙えるわけですから。
となると、無理にパーオンを狙う必要もないし、ティーショットが林へと曲がっても、出して3打目勝負でもいいわけです。パーを念頭に置いてしまうのが、マネジメントを狂わせてしまう原因かなと。
まずはボギーオン目標で無理せず淡々と、がいいのかもしれません。
グリーンセンターを狙う

100切り、90切りを目指すアベレージゴルファーにとっては、これが本当に大切だなと思います。
メジャー優勝するようなプロでさえも難しいホールはピンを狙わないのですから、、
なぜグリーンセンターを狙うのがいいのか、というのはこちらの記事に詳細を載せていますので、興味のある方はチェックしてみてください。
グリーン上は1打目が肝心

これは自分の経験によるものですが、パターは1打目が本当に大切。大きくオーバー、ショートしてしまうと3パットの確率が大幅に上がってしまいます。
それを阻止するためにも、1打目のタッチと、下りを残さないなどのマネジメントも必要になります。
よく言われるのは、半径1メートルの大きな穴を想定してパットするという考え方。
確かに1メートル半径の大きな穴と思えば、そこには入れられるような気がします。1メートル以内に寄ってくれれば、なんとか1パットでいけそうですよね!
いかがでしたか?
鈴木選手の謙虚なマネジメントを見習って、私も自分との戦いに勝ちたいと思いますww
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